働き方改革、ワークライフバランス、プレミアムフライデー。焦点は時間だけ?

働き方改革、ワークライフバランス、プレミアムフライデー。どれも仕事とプライベートの両立をしましょう!というもの。

そもそも働き方の改革だけで両立はできるのでしょうか。

残業時間等の仕事時間の短縮だけ謳っても仕事量は同じで、それをする人間も同じなら、できることは効率化ぐらい(これまで効率化を考えていなければ効果はあると思いますが、これまでも効率化は考えてきたはず)しかないと思います。

もっと根本的な何かをしないと小手先だけ、口だけの改革になってしまいます。

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体のいい人件費圧縮では?

会社にとっては、この「働き方改革」をすることで、社会の流れにのって、従業員のことも考え(考えている風)、さらに余分な残業代も削れるとなるといいことだらけではないでしょうか。

社会の流れにのってと余分な残業代を削れるという意味ではその通りかもしれませんが、従業員のことも考えてということについてはそうとも限りません。

仕事量は同じ。時間は減る。解決は効率化?

働き方改革といっても焦点は労働時間(水面下での仕事時間はカウントされず、あくまで会社での仕事時間)の削減。

仕事量も同時に減るなら負担割合は同じですが、仕事量は同じで労働時間が少なくなれば、時価あたりの仕事量を増やさないと(効率性をあげないと)仕事は終わりません。

これまでも効率性を全く無視してきたという方であれば、効率性はぐっと上がる可能性があると思いますが、全く無視してきたという方はほぼいないと思います。何かしらどうすれば早く終わるか、どうすれば手間を少なくできるかを日々考えて仕事をしていると思いますので、いざ働き方改革だーといってもすぐに効率性なんてあがりません。

「働き方改革で労働時間が減ったため仕事は終わりませんでした。」という言い訳がまかり通るわけはありませんので、むしろ残った仕事を家でしたりして(残業代はもらえず)辻褄を合わせているのではないでしょうか。

本当にそれだけ仕事あるの

これをきっかけに仕事を見つめなおし、仕事量を減らすことができれば、本来の目的に近づくかもしれません。

今やっている仕事で、しなくなっても問題ないものはきっとあるはずです。

かつては「遅くまで仕事をしている=頑張っている」と考えられ、残業は美徳だ!という風潮もありました(今もそういう風潮が残っている会社もあるかもしれません。また残業代も稼げますし)。

そういう風潮の中、残業するためにしなくていい仕事を作って残業していたケースも想定されます。その時誕生した無駄な仕事がそのまま後輩に引き継がれ、そのまた後輩に引き継がれていくうちにだれもその仕事がどのように役立ち、どのように会社で使われているかわからない状態になっているものもあります。みなさまの会社でもいままで同じように作ってきた資料やデータだけど、どこでどんな風に使われているかわからないものありませんか?それは本当に作られただけで、その後使われていないってこともあると思います。

文句だけ言わずにやれることはやる

「仕事量は同じなのに、労働時間だけ減らされて、この仕事だれかがしてくれるならいいけど、だれもしてくれず、結局自分でしないとあかんやん!」って文句だけ言うのはもったいないです。

この「仕事量は同じ」にスポットを当てて、これまでやっていたけど減らせる仕事、もっと手を抜いても(時間をかけずにしても)問題ない仕事を見つけて、働き方改革ならぬ、業務内容改革も実施すると改めてこんな無駄なことしていたんだと気づく可能性もあります。

まとめ

仕事量と労働時間の関係なら、「働き方改革」は労働時間に焦点を当てたものなので、自分で自分自身のためにも仕事量の改革をすると、仕事量の削減ができるかもしれませんし、新しい発見もあると思います。

言われるがままやるのは面白くないので、自分から何か動き出すとまた違って面が見えて面白いと思います。

これを書いていて、ワークライフバランスというより、おもちゃを与えられた子供のようにずっとしても飽きず、食事より、睡眠より楽しいことが仕事という方はどう思っているのかと気になりました。こういう方はおそらく無視して自分がしたいことをしたいだけやると思います。


【編集後記】

昨日の夜Googleのハングアウトというテレビ電話のようなシステムで仕事の打ち合わせをしました。
PCについているカメラで顔を映すので、相手の顔を見ながら打ち合わせができます。また電話のように片手がふさがることもなくPCを操作しながらできます。ファイルの画面共有もできます。

直接会って打ち合わせするのもいいですが、移動を伴いますし、家でも可能なので場所も選びません。

 

 

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