マネジメントゲーム(MG)を受けてみて
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マネジメントゲーム(MG)とは
少し前にマネジメントゲーム研修(以下、MG研修)を受講しました。
MG研修は40年前にソニーが開発した経営者育成研修で、1976年当時、まだベンチャー企業だったソニーがエンジニアにマネジメントのノウハウを短期間で、面白く体得させるためにはどうすればいいか?を考えぬき、社内研修用に創りあげた研修です。
現在では、ソフトバンクの孫正義氏を初め、著名な経営者や上場直後の若手IT社長などがMG研修を受講しています。特に孫氏は熱烈なMG研修の愛好者として知られており、自身でも100期以上(一回の受講で5期やります)を受講し、かつソフトバンクの幹部層全員に(Yahoo!経営層なども含む)毎年のように受講させています。
MG研修の一番大きな特徴は、「ゲームを通じた」「経営体験」ができることです。
ゲームを通じて、どこの市場(いくらで販売できる市場か)で販売するのかや、どのような投資をするか、人の採用はどうするか、会社経営をする上で考えていく感覚をゲームを通して養うことができます。
MGの目的:まわりは決算書作成や集計、私はどう経営するか
まわりの参加者の目的は、会計やお金の計算が苦手だから、それを克服したいといった方が多かったです。
私は、職業柄会計やお金の計算はできるのですが、企業経営の経験が浅いので、事業の勘所を学びたい、体感したいと思い参加しました。
実際に受講してみて、ゲームを通して、販売戦略を立てる、投資をする、お金を借りる、人を採用する、またそれらは周りの状況により変化する(同じテーブルの参加者6名程度の状況)ことがとても面白かったです。
というのも、ゲームの時間には限りがあり、自分の番で時間をかけすぎると、同じ参加者に迷惑がかかりますし、自分のターンの回数も少なくなり打つ手が減ってしまします。そのため、他の人のターン中に次自分がどうするかを考えておき、自分の番がきたらより短時間でそれを実行しないといけません。
つまり、より短時間の中でどうすることが一番よい選択肢かを考え、実行するトレーニングになります。
また、自分のターンで打ちたいと思っていた手が打てない、まわりの参加者の戦略と自分の戦略が合わず戦いにならないこともあります。この時どうするか?ということも、実際の経営をする上でも大切な要素です。
こういった経験をゲームを通して体験できる、これがMG研修です。
私は、まだ一度受講しただけ(5期経験しただけ)です。100期経験して一人前ともいわれており、機会をみて受講を続けたいと思います。
【編集後記】
イチゴのシーズンになりました。
小学校からの友人がイチゴ農家で、その彼のイチゴが販売している道の駅に開店と同時に入りましたが、開店と同時になくなっていました。イチゴも各生産者別に陳列されており、彼以外のイチゴ農家のイチゴが販売されているのですが、あっという間になくなり人気の高さにびっくりしました。
家に帰ると今後は、家族内での争奪戦がありますが。