そもそも脳ってどうやってものごとを「認識」しているかご存知ですか！？
たとえば、公園に2人いたとします。一人は車に興味のある男性で、もう一人は花に興味がある女性です。公園を出てからの2人の会話です。
女性： 「公園の桜がとてもきれいだったね」
男性： 「え？？桜なんてあったっけ？公園の近くにカッコいいスポーツカーが停まっ
ていたよね！！」
女性： 「え？？スポーツカーなんて停まっていたかな？」








このように、同じ公園にいても2人とも認識しているものが違います。これはなぜでしょうか！？
その理由は、ものごとを認識する時に、人は重要なものしか認識しないようになっています。五感で感じたものを全て認識すると本人が餓死するほどのエネルギーを消費してしまいますので、重要なものに限って認識するようにできています。
私たちの目の前にある世界は、自分の脳が重要だと判断した情報だけで成り立っています。自分が認識しているものが制限されていることを知っていることはとても重要です。なぜならば、目の前にあるものは全て認識できていると思っていると、困るからです。何が困るかといいますと、目の前にあることは全て認識できると思っていますと、気付かないことがあっても、気付いていないことにすら気付かないからです。
チャンスが目の前にあるのに気付かないって悲しいですよね。多くの場合、目の前のことは全て認識していると思っています。でも、目の前にあっても気付かないことがあるっていうことを知っていれば、改善できます。

私たちの目の前にある世界は、自分の脳が重要だと判断した情報だけで成り立っているわけですが、では、脳が何を重要だと判断するかといいますと、「昨日までの自分が重要だと思っていたもの」を重要だと判断します。
ですからマインドを変えない限り、これまでの延長線上で重要と思っている情報しか認識できません。
では、どうやってマインドを変えるかといいますと、目標の設定が非常に重要になってきます。そして、その目標をリアルにイメージします。
すると、脳が重要だと判断する基準がこれまでと変わってきますので、目標を達成するための情報が次々に脳に飛び込んでくるようになります。例えば、新しい車を買おうと決めますと車のTV広告や折り込みチラシが目に入るようになります。
これがいわゆる視野を広げるということです。視野を広げて考えるってよくいわれますが、なかなか難しいですよね。でも、目標を設定して、その目標をリアルにイメージすれば視野が広がって、その新しい基準にとって重要な情報が手に入るようになります。　
このようにして時代が大きく変化しているときにピンチをチャンスにすることができます！！